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プロジェクトストーリー 02

日本最大の野外音楽フェスに、
発電機メーカーが参戦。
「堅実」な企業が、
若者の熱狂を支えた夏。

2025年夏、日本最大の野外音楽フェスティバルの会場に、デンヨーは協賛ブースを出展しました。軸に据えたのは、会場の電源を支える「発電機」です。BtoB企業として若年層への認知拡大と社内エンゲージメント向上を目指し、これまでにない形での取り組みに挑戦しました。企画・運営とデザイン、それぞれの立場で関わった3名が、5日間で約5,600人が来場したブース運営の裏側と、挑戦のプロセスを語ります。
PROJECT MEMBER

プロジェクトメンバー

Yさん

経営企画室 主任

2014年入社

Mさん

千葉営業所 主任

2014年入社

Nさん

営業企画課 主任

2019年入社

  • 第1章 「立案」
  • 第2章 「課題」
  • 第3章 「窮地」
  • 第4章 「成果」

第1章 「立案」

採用難と知名度不足という課題に対し、若年層へのアプローチとして「音楽フェス協賛」を立案。「堅実」なイメージとは対極にあるエンタメ領域への挑戦は、前例がありません。それでも「発電機×フェス」の親和性を信じ、手探りの中でプロジェクトは動き出しました。

Yさん

Yさん

きっかけは、ここ数年の採用難という課題に対して、何か新しいアプローチができないか模索していたことでした。僕らはBtoB企業なので、普段の生活で学生の方が発電機に触れる機会はまずありません。そこで、30代以下の若年層と接点が持てる場所はないかと考えあぐねていたんです。
Mさん

Mさん

そんな時、Yさんと「音楽フェス」の話になったんだよね。僕らは同期で、プライベートでもよく一緒にライブやフェスに行く仲なんですが、会場に行くと、どうしても目につくんですよ。「あ、あそこにもうちの製品がある!」って。
Yさん

Yさん

そうそう(笑)。電源のない野外フェスでは、音響も照明も屋台も、すべて発電機がないと動きません。大型フェスなら100台以上が稼働している。「これだけ多くの自社製品が活躍している場所なら、協賛する意義があるんじゃないか?」と直感しました。
Mさん

Mさん

まさに発電機とフェスの親和性は抜群だもんね。ただ、社内的にはかなり新しい取り組みでした。「堅実」なイメージが強い当社が、エンタメのど真ん中に出て行って大丈夫なのか、という懸念も最初はあったと思います。
Yさん

Yさん

だからこそ、やる意義があると思いました。観客動員数が数十万人を超える日本最大のフェスで、「実はこの楽しい空間を支えているのはデンヨーなんです」と伝えることができれば、企業イメージは大きく変わる。それに、従業員がフェス会場で活躍する自社製品を見れば、「自分たちの仕事はこんなに多くの人を笑顔にしているんだ」と誇りを持てるはずだと。
Nさん

Nさん

僕は後からプロジェクトに加わりましたが、最初に話を聞いたときは正直「重責だな」と思いました(笑)。
Yさん

Yさん

若年層に響くブースを作るには、若い感性が必要不可欠でした。そこで、普段、展示会などでブース作りをしている営業企画課のNさんに「一緒にやろう」と声をかけたんです。ここから、僕らの挑戦が本格的に動き出しました。

第2章 「課題」

ターゲットは定まったものの、最大の壁は「企業色を出しすぎず、いかにフェスの空気に馴染むか」でした。そこで基本施策の無料充電に加え、若年層のトレンドも踏まえた韓国風フォトゾーンを組み合わせ、ブースを「立ち寄って体験できるスポット」として設計。社内公募で集まった約50名のスタッフ体制も含め、運営面の準備を重ねました。

Mさん

Mさん

一番の課題は、BtoB企業である当社が、いかに音楽フェスという空間に馴染みながらPRするかというバランスでした。企業色を前面に出しすぎると、音楽を楽しみに来ているお客さんは白けてしまいますから。
Nさん

Nさん

そうですね。普段の仕事では製品の「性能」や「技術」をアピールしますが、フェスでは「感情」や「体験」に訴えかける必要があります。そこで考えたのが、「電源供給」をテーマに基本施策の「無料充電サービス」に加えて、「韓国風フォトゾーン」を作るというアイデアでした。
Yさん

Yさん

あれは良かったね。発電機という「無骨な機械」と、若者に人気の「韓国風デザイン」や「ネオンサイン」を組み合わせる。この異質なものの掛け合わせが、結果的にブースを単なる休憩所から「思い出をつくる場」に変えてくれました。
Nさん

Nさん

ありがとうございます。ネオン看板の色味を水色で統一したり、フォトフレームを音楽再生画面風にしたりと、自分が来場者だったらどう思うか、という視点で徹底的にこだわりました。
Mさん

Mさん

デザイン面が固まる一方で、運営面も大変でしたよね。今回は社内公募で約50名のスタッフが集まってくれましたが、彼らのシフト管理や役割分担、当日のオペレーションをどう組むか。半年くらい前から2週間に1回はミーティングをして、あらゆるトラブルを想定して準備しました。
Yさん

Yさん

本当に準備には時間をかけたよね。当日、スタッフとして参加してくれる社員は、普段は別々の部署で働いているメンバーばかり。彼らがワンチームとして動けるように、事前の説明会やマニュアル作りにも力を入れました。
Nさん

Nさん

YさんとMさんが全体を俯瞰してまとめてくれたおかげで、僕はデザインという自分の役割に集中できました。お二人がプロジェクトの「電源」として、チームを動かしてくれていた感覚です。

第3章 「窮地」

フェス初日、充電ができないという予期せぬトラブルが発生しました。しかし、工場の製造部門メンバーが中心となって原因を特定し、配線を組み直して約30分で復旧。この窮地を乗り越えたことがチームの結束を強め、一現場運営を安定させる大きなポイントになりました。

Yさん

Yさん

入念に準備したつもりでしたが、やはり現場には魔物がいましたね。初日、想定以上の来場者数で回線が混雑し、充電ができないトラブルが発生しました。
Mさん

Mさん

あれは肝を冷やしました。「充電サービス」を謳っているのに充電できないなんて、クレームになりかねない致命的な事態です。
Yさん

Yさん

でも、そこからのリカバリーがすごかった。スタッフとして参加していた工場の製造部門のメンバーが、すぐに駆けつけてくれて。電気工事業者さんを呼ぶよりも早く、自分たちで原因を特定して、配線の組み直しに協力してくれたんです。
Mさん

Mさん

わずか30分ほどで復旧しましたよね。普段から発電機を作っているプロフェッショナルたちが、現場でその技術を発揮してくれた。まさに「技術のデンヨー」を証明した瞬間でした。
Nさん

Nさん

僕の担当範囲でも、前日に設置したネオン看板が、昼間の日差しだと見えにくいという問題が発覚しました。でも、すぐに業者さんと連携して背景を調整し、翌日のオープンにはバッチリ視認できる状態に修正できました。
Yさん

Yさん

トラブルはありましたが、それを全員で乗り越えたことで、チームの結束力は一気に高まりましたね。Nさんも、デザイン担当でありながら、当日は最前線に立ってお客さんの呼び込みをしてくれて。
Nさん

Nさん

自分の作ったブースに人が来てくれるのが嬉しくて、つい熱が入っちゃいました(笑)。他のスタッフも、それぞれの持ち場で能動的に動いていて、すごく良い雰囲気でしたね。

第4章 「成果」

目標を大幅に上回る約5,600人が来場。現地では「充電できて助かった」「ありがとうございます」といった声もあり、発電機がフェスの体験を支えている手応えを得られたことは、参加社員にとって大きなやりがいになりました。変化を恐れず挑戦したこの経験は、社内エンゲージメントの向上という大きな成果を生み、次なる変革への自信となりました。

Mさん

Mさん

最終的に、5日間で約5,600人もの方に来場していただきました。当初の目標が3,000人だったので、倍近い数字です。これは間違いなく大成功と言っていいですよね。
Yさん

Yさん

数字もそうですが、何より嬉しかったのはお客さんの反応です。「何の会社ですか?」と聞かれて、「実は会場の電気を作っている会社なんです」と伝えると、「いつもフェスを支えてくれてありがとうございます!」「また来ちゃいました!」と、感謝の言葉をたくさんいただきました。
Nさん

Nさん

韓国風フォトゾーンも大好評で、「無料で充電できて、思い出も作れて最高!」という声を聞いたときは、狙いが当たったなとガッツポーズしましたね。
Mさん

Mさん

参加した社員へのアンケートでも、「普段は見られない現場での製品の活躍が見られて、働く意義を実感できた」「部署間の交流ができてよかった」という声が圧倒的でした。単なる知名度向上以上に、インナーブランディングとしても非常に価値のあるプロジェクトになったと感じています。
Yさん

Yさん

そうですね。変化を恐れず、新しいことに挑戦する。そして、それを会社が後押ししてくれる。今回のプロジェクトを通じて、デンヨーという会社の「懐の深さ」と「可能性」を改めて感じました。これからも、こういった新しい変化を、大小問わず起こしていきたいですね。
Nさん

Nさん

僕は今回の経験で、「異質なものを掛け合わせる企画力」の大切さを学びました。この経験は、今後の製品開発や展示会でも必ず活きると思います。自分のアイデアで世の中を動かしたい人には、最高の環境だと伝えたいですね。
Mさん

Mさん

「使う人」「売る人」「造る人」。この「三者の得」を、若い社員が現場で体感できたことは本当に大きな財産です。これからも、自分たちの仕事が社会を支えているという誇りを胸に、新しい仲間と一緒に次のステージへ進んでいきたいですね。
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  • 第2章 「課題」
  • 第3章 「窮地」
  • 第4章 「成果」